安心、安全な食品の提供【(株)野上養鶏場】
経緯・背景等
約7万羽の採卵鶏を飼養する自社農場を有し、卵の洗卵・選別・包装、輸送、店舗や通販での販売まで行う一貫経営企業である。
安心、安全な卵を提供することを目的として、平成27年からHACCP制度(右記参照)の導入を開始し、令和2年1月に農場HACCP認証農場として認証された。
取組内容
農場生産物による健康被害の防止を実現するため、農場の厳重な衛生管理及び鶏の健康管理に努めている。
更に、HACCPに基づく生産工程管理によって、生産効率の向上と鶏の損耗防止による安定的な卵の生産を実現するとともに、自社ブランド「味宝卵」を創設し、地域の安定的かつ高品質な鶏卵供給元となっている。
また、生産のみならず包装、販売、製品化(6次産業化)及び物流も一貫して行い、現在は、包装施設の衛生管理向上及び液卵工場の増設に取組んでいる。
責任ある地域の一員として、積極的に地域の人材を採用しており、地域の雇用創出、活性化にも貢献している。
関係する県の制度
農場HACCP認証制度
農場の飼養衛生管理にHACCPの考え方を取り入れて、生産される畜産物の安全性の確保及び生産性の向上を図る制度。
危害要因の分析・評価(HA)を行い、個々の農場の状況に応じた一般的衛生管理プログラムや重点管理点(CCP)を決定し、適切な飼養衛生管理に取組むことにより、最終的な製品の人への健康被害等の危害発生を防止する。
※県ではHACCPに沿った衛生管理が行われているか確認・指導を実施
(農林水産部畜産課)

