カーボンニュートラルによる県産材を利用したアップサイクル商品【(有)古賀商会】

有限会社古賀商会

  • 卸売業・小売業
  • 筑後地区
  • 5人以下

SDGsの取組を始めた経緯(課題や背景)

当社は従来は製材所として、住宅資材(柱・床)などを取った残材での住宅資材(瓦桟木・襖資材)の製造を営んでおりましたが、現在は、平成26年に製造部門を分社化した就労継続支援A型事業所「ボクらの仕事場」に木材加工を委託しております。製造で出る残材を有効活用できないかという事で始めたのがWoodチャーム(※1)事業です。
現在では、家具資材やバットの廃材からもWoodチャームを製造委託しています(Woodチャームの商標登録取得済み)。

※1:国産ヒノキの深い香りと上質な質感が楽しめる洗練されたノベルティアイテム。

SDGsの主な取組内容

福岡県の中小零細企業がそれぞれの特性を活かしながらパートナーシップで集まり、それぞれがアップサイクル(※2)商品を製造しています。具体的には、製材所が一般住宅資材の製造を行い、その残材・廃材を弊社が瓦屋根資材や襖資材に製造し、さらにその残材と家具製造から出る廃材から Woodチャームを製造し市場に出しています。またWoodチャームを作った残材も元の製材所に戻し、粉砕してのこ屑を製造し、畜産業者の牛床や豚舎、鶏舎の敷料にし、堆肥となり土へ戻すまでの地域循環をしています。これにより、持続可能な資源の有効活用と地域の発展を両立させることができます 。

※2:本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせること。

SDGsの取組による効果

商品の販売会や展示会、商談会において、弊社のSDGs並びにカーボンニュートラルの取組に興味を持たれるお客様が確実に増え、商談機会が増えました。取組にご賛同いただいた企業のロゴやQRコードをWoodチャームに入れることで、カーボンニュートラルを踏まえた企業PRにご活用いただいています。

その他のSDGsの取組

弊社の販売する商品は製造を全て障がい者就労事業所に委託し、雇用の増加を図りながらサステナブルな製造を行っています。

関連するSDGsのゴール

  • 08 働きがいも経済成長も
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任 つかう責任
  • 15 陸の豊かさも守ろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

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企業・団体情報

社名・団体名 :
有限会社古賀商会
住所 :
福岡県大川市津681番地27