家具メーカーのい草産業継続支援活動【(株)アダル】

SDGsの取組を始めた経緯(課題や背景)

い草は古事記に記載があるように、少なくとも1300年以上日本人の住環境を支えてきたとてもサステナブルな素材であるが、輸入い草、人工い草の普及に伴い、国産のい草産業はその存続が危機的な状況です。我々は家具メーカーとして、い草を用いた世界中の生活シーンにフィットするデザインの家具をつくり、海外に広めていくことで、日本のい草産業を未来へとつなげていきたいと思っています。

SDGsの主な取組内容

い草を使用した家具ブランド「Look into Nature」を立ち上げ、国際的なインテリアシーンの中心であるイタリアミラノサローネ国際家具見本市に出展することで、世界中の建築家、デザイナー、ディーラーへのPRを進めています。

SDGsの取組による効果

本ブランドの理念には、国内のみならず、海外の多く人々から共感を頂くことができ、ヨーロッパのインテリアシーンの最先端で活躍するデザイナーからこのブランドにデザイナーとして参画したいというオファーを頂きました。その結果、製品化にいたったSAKYUというモデルは、世界3大デザインアワードの一つと言われるiFデザインアワード2024を受賞することが出来ました。

また、ミラノサローネ出展においても、本ブランドの本質的なサステナブル活動を高く評価頂き、初出展としては異例の展示ブースロケーションを用意して頂きました。

ヨーロッパ、東南アジアを中心に、多くのディーラーとつながることが出来、事業としても少しずつ軌道に乗り始めた実感を持っています。

その他のSDGsの取組

  • 木材の端材をペレット化し再資源化。大型3Dプリンターで成形し、新しく製品化する取組など

関連するSDGsのゴール

  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 15 陸の豊かさも守ろう

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