海のごみを減らそう!海岸漂着ごみ・クリーンアップ大作戦!
2025年12月8日(月)
取組紹介
海に流出するプラスチックごみは、このままでは2050年に魚の量(重さ)を超えると言われている世界的な問題です。最近では、紫外線や海の流れの中で粉々に砕けて5mm以下になった「マイクロプラスチック」が生態系に及ぼす影響も懸念されています。
このような海洋プラスチックごみの約8割は陸地で発生し、河川などを通じて海に流入していると言われています。このため、福岡県では令和7年9月28日から10月末までの約1ヵ月間、「1万人のクリーンアップ大作戦」と題して、県内の海岸、河川敷、道路、公園などで一斉清掃キャンペーンを実施しました。このキャンペーンには、279団体24,664名の方々にご参加いただき、約62トンのごみを回収しました。


このキャンペーンの一環として、「みんなで スポGOMI!㏌ 新宮海岸」を10月5日に開催しました。「スポGOMI(スポーツごみ拾い)」は、チームで協力しながらごみ拾いをし、その拾ったごみの種類や量に応じたポイントを競い合うもので、47組155名の方にご参加いただきました。


【循環課作成】
この「スポGOMI」で回収した漂着ごみを使ってアート作品を制作する取組も実施しています。アート作品は海のごみへの問題意識を持ち、福岡県を拠点に創作活動を行うアーティスト「しばた みなみ」さんに制作していただき、県内2か所(北九州市、福岡市)のクリスマスイベント会場において展示しています。
| 北九州市会場 | 福岡市会場 | |
| 場所 | 紫川親水広場周辺 (北九州市小倉北区) |
県営天神中央公園 (福岡市中央区天神) |
| 展示期間 | 11/22(土)~12/25(木) | 11/23(日祝)~12/25(木) |

このような「海岸漂着ごみ・クリーンアップ作戦」の取組が、海のごみを減らすことについて考え、日々の生活を見直すきっかけとなることを期待しています。例えば、ごみをポイ捨てしない、マイバッグを持ち歩く、清掃活動に参加するなど、私たちにもできることはたくさんあります。
海のごみを減らすことは、ワンヘルスの理念の一つである「環境の保全」にもつながる大切な取組です。かけがえのない美しい海をいっしょに守っていきましょう。