サステナ(中古)EVリース事業についてご紹介します!
2025年11月27日(木)
取組紹介
福岡県では、今後急速な増加が見込まれる使用済EVバッテリーの資源循環システム「福岡モデル」を構築するため、自動車メーカーや金属リサイクル業者などで構成する官民連携組織「グリーンEVバッテリーネットワーク福岡(愛称:GBNet福岡)」を令和6年7月に設立し、「回収」・「リユース」・「リサイクル」・「再製造」の一連の工程の実証等に取り組んでいます。


EVバッテリーの資源循環に当たっては、国内で安定してバッテリーを回収する必要がありますが、現状、中古EVの多くが海外に輸出されています。また、バッテリーにはリチウム等のレアメタルが含まれており、中古EVが輸出されることでレアメタルの国外流出につながり、国益が大きく損なわれています。

こうした課題の解決に向けて、国内での中古EVの利用を推進するため、自治体としては全国で初となる「中古EVリース事業」を令和7年8月に開始しました。
中古EVに対する「古い、安い、劣化している」というネガティブなイメージを払拭するため、バッテリー診断を実施し、保証を付帯した中古EVを「サステナEV」とネーミングし、安全・安心にご利用いただくことを可能としています。


また、リース後の使用済EVバッテリーは国内で有効活用され、サステナEVをご利用いただくことで、EVバッテリーの資源循環による持続可能な社会の実現に貢献することができます。

本事業を通して、中古EVのイメージアップを図り、EVバッテリーの国内循環に向けた基盤を構築してまいります。
